弦楽器でわかる経済学
今日はわが子のコンサート当日。 昨日までの練習では、結局間違いっぱなしで、全然弾けなかったし、本人も「5回弾いたらもうやめるね~」とか言って、超高速で弾いたりといつものことながら、本当に腹が立つ リハーサルがあるので、午前から会場へ。会場は楽器店で、秋祭りでもあるので、子供用の露天や、エレクトーン演奏などのステージ、スタンプラリーなどがあり、とてもにぎやか出演するクラスのお友達とも合流し、わが子の意識は、もうお祭り&友達との遊び本番前に誘惑に負けました(笑) さて、本番。最初の30分くらいオーケストラ(
弦楽器)の演奏があり、それからコンツェルト。小学生から中学生までの6人が出演しました。演奏曲目も、ブルグミュラーやギロックなどの曲を子供は楽譜通りピアノで弾いて、オーケストラは曲に合わせたアレンジにして弾いてもらえるというもの。 わが子は、、、まぁ大きなミスもなく、一応弾けた!というレベルでしたが、良かったです。 それにしても、オーケストラなど、人と合わせるというのは、とても難しいことなんですね。わが子より年齢上の出演者も、なんか1人で突っ走って弾いちゃったって感じに聞こえて。なかなか出来ない、この体験ってやっぱり重要!!連弾とかアンサンブルフェスにも役立ちそうだし(笑) 帰りは、コンサート聴きに来てくれた両親と親戚で、早めの夕食を食べて解散となりました。 とりあえずヤマハの秋の行事はこれで終了。12月のJOCに向けて、頑張るのみです
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公式ハッシュタグランキング: 位 N響の新しい2017/2018シーズン定期の開幕となる、パーヴォ・ヤルヴィさんのショスタコーヴィチのレニングラードを聴いてきました。 パーヴォさんとN響のコンビはほぼ毎回聴いていて、毎回とても充実の内容ですが、個人的には2月のシベリウス2番とショスタコーヴィチ10番がこのコンビの決定的な名演だったと思います。この9月はショスタコーヴィチ、グリンカ、ラフマニノフ、スクリャービン、バルトークと、パーヴォさんがどのように料理するのか、非常に楽しみな曲・コンサートが続きます。 (参考)2017.2.11 パーヴォ・ヤルヴィ/N響のシベリウス2番https://ameblo.jp/franz2013/entry-12247082514.html (参考)2017.2.17 パーヴォ・ヤルヴィ/N響のショスタコーヴィチ10番https://ameblo.jp/franz2013/entry-12248874478.html NHK交響楽団第1864回定期演奏会Apro.(NHKホール) 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ ショスタコーヴィチ/交響曲第7番ハ長調「レニングラード」 実はこのコンサート、16日(土)と17日(日)と両方聴きました。その顛末ですが、まず16日(土)の私のスケジュールは以下の通りでした。 08:00-09:00 起床・朝ご飯09:00-12:00 ピアノ練習12:00-13:00 昼ご飯13:00-15:00 水泳(2km)15:00-16:00 ピアノ練習18:00-19:30 N響20:00-23:30 レストランで可愛い後輩とディナー24:00-25:00 バー(まだ飲むの?、笑)25:00 帰宅 ピアノの練習は休日はいつもこんな感じですが、コンサートの前に2km泳いだのがまずかった…。体力的には全然問題ないですが、思った以上に観劇に影響が出て、いつもの60%ぐらいの集中力…。パーヴォさんとN響のレニングラードはとても素晴らしい演奏で、特に第3楽章と第4楽章に感銘を受けましたが、集中力が落ちて、詳細にまでは聴けた感じではありませんでした。さらに、アフターの楽しいディナー、辛うじて頭に止め置いた感想もお酒とともに流れてしまい、バーでだめを押され後の祭り…。楽しいお酒で素晴らしい時間でしたが、ブログに記事をちゃんと書けるだけの感想はもはや残っていませんでした…。 翌17日(日)、今日は一日予定がないので、一日ピアノ弾くぞ!と気合いを入れますが、気になるのは昨日のレニングラード。再度N響に聴きに行くと、準備・往復・演奏で4時間かかり、休日に4時間ピアノの練習ができないのは非常に痛いのですが、第4楽章に何かがある、それを見極めたい、という思いを断ち切ることはできず、気付いたら、公園通りの坂をNHKホールに向けて登っていました。2回目の観劇です。 第1楽章。今日は集中力100%で演奏と対峙できます。パーヴォさんは速めのテンポかつインテンポで淡々と進めます。2月の10番に比べると、ずいぶん大人しく聴こえますが、やがて、N響のクリアな響きとともに、機械的な印象を持ち、恐怖を感じてきました。人間的な感情を排し、ただひたすら命令を執行するかような演奏。この感じ、以前どこかで体感したような?そうそう、ラザレフ/日フィルのレニングラードの第4楽章のラストでした! (参考)2014.3.14 ラザレフ/日フィルのショスタコーヴィチ7番「レニングラード」https://ameblo.jp/franz2013/entry-11799239189.html 「戦争の主題」の最後の悲劇的な音楽の前ではたっぷり溜めますが、いつものパーヴォ節は控えめです。やはり解釈として、意図的に機械的な演奏にしていた感がありました。 第2楽章。途中のファゴットと最後のコントラ・ファゴットの歌。悲しい旋律や滑稽な音楽を奏でて味が出ると思われるこれらの楽器(2月のパーヴォさんのショスタコーヴィチ10番の第4楽章!)ですが、温かみのある心打つ旋律。しかし、最弱音にして、密かに歌っているかのようにも聴こえます。 第3楽章。
弦楽器による感動の第1主題。ここが今日の演奏で最もたっぷりと、何かを訴えかけるように奏でられます。明らかにここに力点を置いている演奏。1回目は率直に壮大に奏でられましたが、2回目は極めて小さな音で恐る恐る、そして3回目はその前のほとんど諦めかけたような心境の準備段階からの、最後の力を振り絞るかのような悲痛な叫び!哀しくも極めて美しい音楽! そして、最も注目していた第4楽章。前半は比較的淡々と。そして、最後の主題が徐々に盛り上がる前の準備段階の場面でいよいよパーヴォ節全開!ヴィオラの明らかな強奏、深淵を見せるようなギアチェンジのピアニッシモ、ほとんどあの世で音が鳴っているんじゃないか?と思わせるような幽玄な弦楽、まるで他人事のように覚めた音色の木管などなど。この辺り、1音1音にゾクゾクしまくりでした!昨日、非常に印象に残ったのはこれだったんですね! そして、最後の主題は鳴るか鳴らないかくらいの弱音から。まるで悪魔が忍び寄るような調べ、戦慄と恐怖を覚えました!ここからだんだん強くなっていきますが、勝利に向かう音楽とは到底思えない進行。音が盛り上がっての最後のダダダダーは、リズムを切る回数こそ異なりますが、交響曲11番の第2楽章の「血の日曜日」事件の殺戮の旋律を連想させ、背筋がゾゾーっと寒くなります。ラストはたっぷりとしたテンポからの大音響で終わり、涙がハラハラとこぼれますが、勝利への感動の涙ではなく、悲劇の遂行の完了への悲しみの涙…。ラザレフさんはロシアの中から、パーヴォさんはロシアの外から、ロシアの引き続く受難や恐怖政治を表しているかのような演奏でした。 いや~、パーヴォさんの表現力って、本当に凄い!改めてフルに実感した素晴らしいレニングラードでした!それを時に機械的に、時に悪魔的に応じたN響も凄い! 観客は昨日に続いて大きな拍手、ブラヴォーで応えます。昨日はボケボケでしたが、今日は私も熱狂についていくことができました。 そう言えば、昨日後輩が、「第3楽章と第4楽章が良かったですね!」と言っていたことを思い出しました。ショスタコで聴いたことのあるのはまだ5番と7番だけという、まだまだクラシックのリスナーの駆け出しですが、響く人にはちゃんと響くんですね。後輩、なかなかやりますね!こっちもウカウカしていられません(笑)。 なお全くの蛇足ですが、17日(日)の予定は以下の通りでした。このパターンの方がコンサートを集中して聴くには良さそうです。秋の土日は観劇続き。運動による健康維持・リラックスも必要なので、上手く乗り切ろうと思います。 08:00-09:00 起床・朝ご飯09:00-12:00 ピアノ練習12:00-13:00 昼ご飯15:00-16:30 N響17:00-19:00 水泳(2km)19:30-20:00 夕ご飯20:00-21:00 おんな城主 直虎21:00-22:00 ピアノ練習22:00-23:00 ブログ記事作成23:00 ブログ記事アップ、以降、お酒タイム ← いまココ(笑) (写真)パーヴォ・ヤルヴィさんを生んだエストニアの首都タリンにあるアレクサンドル・ネフスキー大聖堂。ロシアの支配の時代を思わせるので、現地の評判はやはり微妙なようです。