弦楽器さあ、その先へ。
公式ハッシュタグランキング: 位 リーダー&ピアノ 山内 陽子 (いりこ) 愛知県立芸術大学大学院ピアノ専攻修士課程修了。
パーカッション・
弦楽器・管楽器とのアンサンブルや、室内楽・声楽の伴奏の演奏活動の他、親子のためのコンサートを企画し、巡回演奏を行う。
また、熊川哲也監督Kバレエカンパニー他、各地のバレエ団で、レッスンの伴奏を担当。
出産を機に、豊島区・墨田区・練馬の支援センターや、幼稚園・保育園などで、リトミックを取り入れたコンサートを展開。
日本ジャック=ダルクローズ協会会員。リトミック研究センターディプロマ取得。2011年まで日本女子大学教育学科非常勤助手。ピアノとリトミックの教室「Y.Y.STUDIO」主催。
6年男子、4年女子、2歳女子に続き、第4子を9月に出産予定。 ピアノ 大泉 朝子 (あさちゃん) 桐朋学園大学短期大学部ピアノ科卒業。
ビクター主催ピアノコンクール金賞受賞多数、PTN関東地区予選富里市長賞受賞。
音楽制作会社にてベネッセ、サンリオ等の知育音楽/ラジオ/CM音楽/インディーズレーベル発足に携わる。オリジナルレーベルkanon Labelにて計17枚のCDをプロデュース。自身でも作・編曲を行い様々なメディアで好評を博す。
NHK宇宙デジタル図鑑テーマ曲「Mermaid's Song」、 角川映画 「弟切草」劇版制作、葉加瀬太郎音楽プロデュース
パラマウント映画「雨鱒の川」では、ディレクター・作曲を担う等、
演奏活動、音楽制作、後進の指導など多岐にわたり活動する。 ソプラノ 島野 友美子 (ゆみりん) 武蔵野音楽大学声楽科卒業。しばらく音楽から遠ざかっていたが、息子の通う幼稚園でわいわいメンバーと出会い、音楽活動を再開する。
現在コーラスグループ(アラカルト)のメンバーとして、またトリオで出張演奏を行っている。
音楽を通じて乳幼児からお年寄りまで幅広い年代の方と世代を超えて一緒に楽しみ、笑顔いっぱいになることが嬉しく、ひそかにパワーを充電させて頂いている。
わいわい歴5年、10歳(男)の母。
猫が大好き。1歳9ヵ月のやんちゃ娘と1歳3ヵ月の食いしん坊の母。 ソプラノ 高橋 芳子 (よしこさん) 広島音楽高等学校ピアノ科卒業。
武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学大学院音楽研究科声楽専攻修了。
広島市新人演奏会で選出され、プロミシングコンサートにて広島交響楽団と共演。
大学定期オペラ公演にてニコライ作曲「ウインザーの陽気な女房たち」のアンナ役で出演。
その後ウィーンへ留学。アデーレ・ハース師の元 ドイツ歌曲を学ぶ。
現在音楽教室にて声楽とピアノの講師を務める傍ら、演奏活動 リトミック指導にあたる。
中学3年と小学5年の息子の母。 ソプラノ 平居 みゆき (みゆきちゃん) 上野学園大学声楽科卒業。
日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第22期修了 東京芸術劇場において第69回読売新聞社主催 新人演奏会。オぺラ「マルタ」マルタ役などに出演。
ブライダル聖歌隊として、チャペルやレストランでの演奏。
わいわいメンバー布美子さんの紹介で「IRIKOとわいわい」を知り、その活動に惹かれてメンバーとなり、出産とともに停止していた音楽活動も再開です!
わいわい歴4年 8歳(女)のママ ソプラノ 酒井 布美子 (ふみこさん) 国立音楽大学声楽科卒業。
高校非常勤講師、音楽活動を経て子育期間中に"わいわい"に出会い、
10年めのおつきあい。
近年は子育てが少し落ち着き…
大好きな古楽のレパートリーを
増やすべく、古楽音楽祭、中世音楽ワークショップ、リュートとの公開レッスン等に参加し、再び勉強中。
そんな中、ゴシックハープと出会い、レッスンを重ねながら新しい音楽の世界も探求中。
古楽女声アカペラCORNIXメンバー。
また、2010年育児中に立ち上げたsonoMamma〜100%植物性のお菓子〜現在もケータリングや注文販売を展開中!
家族一人一人がそれぞれの
ペース、それぞれ場で日々成長中…
11歳(男)&8歳(女)、2児の母。 メゾソプラノ 半澤 香織 (かおりさん) 東京音楽大学音楽教育科卒業。
声楽を篠崎義昭氏に、ピアノを鈴木恭代氏に師事。
オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」ローラ役でデビュー。
第9回市川市新人演奏会に合格、出演。
多数コンサートをはじめ、幼稚園・学校などでの公演・子ども向けイベントに出演。
絵本作品におけるオペレッタや弾き語り、読み聞かせにも力を注いでおり、
各地で好評を得る。
一方で、ピアニストとしても活動する珍しい演奏家でもあり、
ソロ・デュオ・伴奏者として多方面で活躍。
大人のためのコンサート「ァソレ!」では、毎回企画・演奏共に好評を得ている。
東京室内歌劇場会員。二期会会員。半澤香織ピアノ・声楽スタジオを主宰。
全日本ミュージックベル連盟認定講師。 バイオリン 北村 亜弥子 (あやちゃん) 愛知県立芸術大学音楽学部器楽科(
弦楽器専攻)卒業、同大学大学院修士課程修了。
アジアユースオーケストラ2000.2001に参加。2000年にはコンサートミストレスを務める。PMFオーケストラ2002に参加。各地のプロオーケストラのエキストラとして活動。
現在は、自宅やカルチャーセンターでヴァイオリンの講師をしながら、親子で参加できるコンサートを中心に活動している。レインボーカルテットのメンバーとしても活動している。
小学6年生のサッカー少年と、その兄の影響でいつの間にかサッカー少女になっていた小学3年生の母。 バイオリン 土居 薫 (かおるん・きのこ) 三年間の育休中にわいわいに出会い、メンバーに加入。
趣味 ピアノ・ヴァイオリン・和太鼓・スキー。
幼少時、ピティナピアノコンクール全国大会にて銅賞受賞。
企業オーケストラに所属。N.Y.カーネギーホールでの公演を含む米国公演、
パリ・ロンドン・デュッセルドルフでの欧州公演、マレーシア公演等に参加。
牧阿佐美バレエ団『白鳥の湖』では草刈民代氏らと共演。
ウィーンフィルヴァイオリン奏者ダニエル・フロシャウア―氏を
ソリストに迎えての公演も行った。
好きな言葉はどきどき☆もりもり♪わくわく!小学1年(女)の母。 コントラバス 木村 亜由美 (きいちゃん) 武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科卒業。
コントラバスを故 檜山薫、星秀樹の各氏に師事。
在学中、同大管弦楽団首席奏者としてドイツ演奏旅行、ブダペスト・スプリングフェスティバル(ハンガリー)に参加。卒業演奏会に出演。
第4回長江杯国際音楽コンクール
弦楽器一般部門にて3位入賞。
入賞者披露演奏会に出演。
国内各地のプロオーケストラにて客演。室内楽、ソロでも活動。
現在、社会人オーケストラ「Orchestrada」にてトレーナー及び首席奏者を務める傍ら、
夫が経営する
弦楽器工房「江古田ストリングス」併設の音楽スタジオにてコントラバス教室を主宰し、後進の指導にもあたっている。小学3年の三つ子(女)の母。 フルート 小澤 智子 (おざわっち) 埼玉県川越市出身。中学校吹奏楽部でフルートに出会う。長男3才の時に「いりことわいわい」と出会う。わいわい歴9年。
ウィンドアンサンブルBANdBE メンバー。小学6年(12才)、小学3年(9才)の息子の母。
高校時代は、フルートと共にアメリカ留学。大学時代、OL時代は、国際交流活動に参加。
国際交流活動で出会ったピアノ講師友人や仲間、フルート教室メンバーと共に、都内近県の高齢者施設、保育園、小学校、喫茶店などで演奏活動&コンサート開催。
現在、「いりことわいわい」メンバーをはじめ、沢山の素敵な愉快な音楽仲間たちと、豊島区、練馬区を中心に演奏活動enjoy中。 サマーコンサート2017 ゲスト出演者紹介へ⇒わいわい音楽隊のプロフィールへ⇒ サマーコンサートのチケットはこちらをclick!
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本当は恐ろしい弦楽器
公式ハッシュタグランキング: 位 今年は1567年生まれのクラウディオ・モンテヴェルディの生誕450周年。最高傑作とされる「聖母マリアの夕べの祈り」の特別公演があったので聴きに行きました。モンテヴェルディはお恥ずかしながらこれまで一度も聴いたことがありません…。勉強も兼ねての鑑賞です。 コンチェルト・イタリアーノ来日公演(神奈川県立音楽堂) 指揮:リナルド・アレッサンドリーニ モンテヴェルディ生誕450年記念特別公演モンテヴェルディ/聖母マリアの夕べの祈り 私は後期ロマン派の音楽が最も好きで、最近はスクリャービンやメシアンなど、さらに一歩進んだ音楽を好んで聴いています。逆に時代を遡ったところでよく聴くのはハイドンまで。バッハもブランデンブルグ協奏曲や管弦楽組曲、オルガンのコンサートは聴きに行きますが、合唱曲はマタイ受難曲も含めてよく分からず…。ましてや、それよりも前の古楽は全くの門外漢です。 モンテヴェルディは、名前はもちろん聞いたことはありますが、これまでコンサートやCDでその音楽を聴いたことがありません。「オルフェオ」「ウリッセの帰還」「ポッペアの戴冠」のオペラ3作品はいつかは観なければ、と常々思っていたので、今回このコンサートを見つけて、ここはモンテヴェルディを知るいい機会だと思い、チケットを取りました。 コンサート会場に入ると、何やら静かな熱気に包まれているのを感じました。観客のみなさまの表情が、モンテヴェルディの最高傑作が聴ける!しかも古楽の最高の楽団で聴ける!、という喜びや期待に満ち満ちていました。私のような古楽の初心者が来てしまって、果たして大丈夫だろうか?とかなり不安に…。正に借りてきた猫状態、アウェー感が半端なかったです(笑)。一応予習で頑張ってCD20回は聴いてきたので、どうかお赦しを~。 1. レスポンソリウム:主よ、すぐにわたしを助けに来てくださいこの曲、聴く前は、グレゴリオ聖歌のように静かで敬虔な歌なのかな?と思っていましたが、ガーディナー盤で予習したら、冒頭からとても勢いがあって明るい音楽が出てきてビックリしました!楽器の音も独特なもので、何というか雅な感じです。コンチェルト・イタリアーノはガーディナー盤よりゆっくりな入り。勢いのある音にビックリというよりは、オケと声楽の溶け合った音を楽しむかのようです。 2. 詩編109:主は言われました3. コンチェルト:私は黒いけれど2人のテノールが印象的な歌を歌います。歌手の方は、ソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バスが各2名でしたが、みな本当に素晴らしい歌でした。この楽団はラテン語の発音が完璧、という評判ですが、全く自然で違和感なく、真実味を持って歌詞が伝わってきます。 4. 詩編112:しもべらよ、讃えなさい5. コンチェルト:美しい人ソプラノの2重唱が心地よい音楽。もううっとりして天にも昇る気持ちになりました!伴奏はテオルボという楽器。リュートに似た形の
弦楽器です。2台出てきましたが、大きさが少し違います。優しい音色ですが、時に激しくはじいて弾いたり、結構目立っていました。見て聴いていると、テオルボはリュートに似ているので、ファルスタッフがアリーチェを口説くシーンを思わず連想しそうになり…、いかんいかん!、超のつく世俗の世界は忘れて、宗教の世界に浸りましょう。 6. 詩編121:私は喜びに満ちています7. コンチェルト:二人のセラフィムが最初歌手2人でしたが、「天において証を立てるものは三つ」からは歌手が3人に。父と御言葉と精霊。キリスト教で3は大切な数字です。テノールがロッシーニ顔負けのアジリタを歌っていて、とても難しそうでしたが、もう完璧でした!なお、この曲だけが聖母マリアと直接関係のない、聖バーバラの曲で、研究者を悩ませてきたそうですが、聖バーバラがゴンザーガ家の教会の守護聖人であることから、「聖母マリアの夕べの祈り」はマントヴァの宮廷との関係で生まれた、という見解が取られているそうです。 8. 詩編126:主が建ててくださらなければ予習の時点で一番好きな音楽がこの曲でした。ウキウキするような楽しげな旋律を歌う、とても心躍る音楽です。ガーディナー盤ではカノンを浮き立たせていましたが、コンチェルト・イタリアーノではここは走らせて、全体を溶け込ませるような響きです。 9. コンチェルト:天よ、聴いてください前の曲と打って変わって、スローテンポで遠くに語り掛けるような印象的な音楽。同じセリフのエコーがこだまします。エコーは歌手が舞台後ろに移動して、後ろ向きに立って歌っていました。 ここで、プログラムに載っていた歌詞に「海(マリア)」という言葉が出てきました。何だろう?と思いましたが、mariaとはラテン語で海という意味なんですね!つまり、Mariaがマリア様、mariaが海を意味するようなのです。この歳にして初めて知りました…。12番目の曲に賛歌「めでたし、海の星」という曲が出てきて、「どうして海なのに星なんだろう?」と疑問に思っていましたが、納得しました。 10. 詩編147:エルサレムよ、讃えよ冒頭の弾けるようなLauda(讃えよ)が印象的。最後のアーメンのフーガも素晴らしかったです!アグレッシブな曲で、一番の聴きものかも知れません。 ところで…、この曲の頃に気付いたのですが、さっきからトランペットの音が聴こえてきますが、舞台にはどう見てもトロンボーンしかいません。改めてコンチェルト・イタリアーノの楽器編成を見ると、コルネット3、トロンボーン3、ヴァイオリン2、チェロ1、コントラバス1、テオルボ2、オルガン1とあります。「古楽のトロンボーンはずいぶん高い音を出して、細かいメロディも吹かなきゃいけなくて大変だな~」とか思っていたのですが…、よくよく見て聴いてみると、トランペットに聴こえた音は、どうやらトロンボーンでなく、コルネットという見た目は木管っぽい楽器が出しているようなんです!ええっ!?、どう見てもクラリネットなのに、どうしてトランペットのような音が出るの?と、衝撃を覚えた瞬間でした。 帰って調べたら、やはりこのコルネットという木管のような楽器がトランペットのような音を出していました。イタリア語圏でコルネット、ドイツ語圏ではツィンクと呼ばれていたそうです。金管楽器のように唇で音を出しますが、楽器自体は木管です。演奏に熟練を要するので、他の木管楽器が改良されてくるに伴い、18世紀になると急速に廃れてしまいましたが、20世紀後半の古楽復興の機運の中で、復活したそうです。今回そのコルネットの音を聴けたのはとても貴重な機会でした。ハイドンのトランペット協奏曲とか、この楽器で聴いてみるのも味なものかも知れません。 11. 「聖なるマリアよ 私たちのために祈ってください」によるソナタソプラノによりSancta Mariaの斉唱が繰り返され、心洗われる曲です。 12. 賛歌:めでたし、海の星13. マニフィカト私、お恥ずかしながら「マニフィカト」という言葉の意味を知らなかったのですが…、ラテン語と日本語の対訳を見て理解しました。Magnificat=あがめる、「私の魂は主をあがめます」という意味なんですね。最後のグロリアの力強さ、フーガからのアーメンは本当に感動的な音楽で、この長大な曲を見事に締めていました。 感動的な素晴らしい演奏!観客は熱狂的な拍手で迎えます。コンサートやオペラにはそこそこ通っていますが、ここまで熱狂的な反応は、なかなか見ないくらいに気持ちが入っていて、最後は半ば総立ちになりました!アンコールは最初の曲を1曲やって終了。2時間弱の長い曲ですが、この素晴らしい演奏であれば、また最初から通して聴きたくなりますね。 初めてモンテヴェルディを聴き、とてもいい経験になりました!正直なところ、どうして「聖母マリアの夕べの祈り」がモンテヴェルディや古楽の最高傑作と言われているのかは、古楽全般に疎いので、よく分かりませんでしたが、この作品が大変素晴らしい作品であること、そして、この日のコンチェルト・イタリアーノの演奏が掛け値なしに素晴らしかったことは十分に分かりました。もしかすると、10年後には「聖母マリアの夕べの祈り、こそ神曲!」などど言っているかも?初のモンテヴェルディ体験、生涯忘れないものとなりそうです。 (追伸)神奈川県立音楽堂は初めて聴きにきましたが、さすが「木のホール」を売りにしているだけあって、とても響きがいいですね。どことなくレトロな雰囲気があり、印象としては、バイロイト祝祭劇場に似ている(バイロイトの方がもっと横に長いのと奈落がありますが)と思いました。神奈川には、横浜に横浜みなとみらいホールと神奈川県民ホール、川崎にミューザ川崎シンフォニーホール、と素晴らしいホールがありますが、また1つ素敵なホールを見つけました。 また、興味深かったのが、いただいたチラシの中に、お隣の神奈川県立図書館から「音楽堂プログラム CD情報」のチラシが入っていて、図書館の所有する、聖母マリアの夕べの祈りやコンチェルト・イタリアーノのCD、モンテヴェルディの本を紹介していました。こういうの、本当にいいですね!私は遠方なので遠慮しましたが、コンサートで感動した後に、図書館でさらに深めることができます。コンサートホールと図書館が隣接する立地を活かした魅力的な取り組みで、地元の方が羨ましいです。 (写真)予習で大活躍だったジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/モンテヴェルディ合唱団/ロンドン・オラトリー少年合唱団のCD。1991年のレコード・アカデミー大賞の名盤で、印象的な表紙につられて思わず購入しましたが、もったいないことに当時は一度も聴かず…。こうして26年後にようやく聴くことができ感慨深いです。